ITパスポート資格の概要と試験情報

ITパスポート
アウトライン
●資格分類:国家試験
●受験メリット:受験制限無随時受験可
●取得メリット:スキルアップ
●難易度:レベルD
●合格率:50%前後
●必要学習時間:100~150時間
●試験日:随時
(注)難易度レベルについて
SS(超々難関)、S(超難関)、A(難関+)、B(難関)、C(普通)、D(簡単)、E(超簡単)の7段階評価。SSは弁護士・公認会計士クラス、Sは司法書士・税理士クラス、その他の資格をレベルA~Eにランク分けしています。



ITパスポート試験とは?

ITパスポート試験は情報処理の促進に関する法律に基づき経済産業大臣が実施する情報技術者試験(国家試験)の一区分です。

情報技術者試験の体系はIT技術の進歩に合わせて過去何度か変更されています。
下記が現在の体系です。
情報処理技術者試験体系
(出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)ホームページ)
レベルは4つに分類されており、ITパスポート試験はレベル1に位置づけされています。
レベル1(紫色):ITパスポート試験
レベル2(黄色):基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験
レベル3(緑色):応用情報技術者試験
レベル4(ピンク色):高度な知識・技能カテゴリーの試験

ITパスポート試験のターゲットは独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の定義によれば、
「職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者」。

レベル1のITパスポート試験は基本情報技術者試験のような開発サイドのITエンジニアをメインターゲットにした試験ではなくどちらかというとIT技術を活用しようとする全ての人を対象にした試験です。

急速に変革を遂げる情報社会、いかなる業種・職種においてもIT及び経営関連知識は必要不可欠な知識となってきました。
本資格はそのような状況に対応すべく設置された資格です。

試験の内容は、
数学などの基礎理論、アルゴリズム、プログラミング、ハードウェア構成、データベース、セキュリティ、システム設計などのテクノロジ系
プロジェクトマネジメントやサービスマネジメントなどのマネジメント系
システム戦略、経営戦略、企業法務などのストラテジ系
と多岐に渡っています。

基本情報処理試験と同様、試験勉強を通して、コンピューターの知識だけでなくビジネスパーソンとして当然習得しておかなければならないビジネス関連の基礎知識も同時に学ぶことができます

試験はコンピューターによる試験(Computer Based Testing(CBT)方式、全国各地の試験場で随時開催されていますから、手軽に受験できます。

IT技術の急速な進歩によりIT技術と無縁な業種・職業は現在ほとんど存在しません

ITに関しては専門家に任せておけばいいという時代は既に終焉を迎えようとしています。

IT技術の基礎を押さえておかなければ仕事に支障をきたしてしまう時代。
そのような時代は目前に迫ってきています。
ITパスポート試験はまさにそのような時代の流れにピッタリの試験です。

学生の方々、まだ社会に出て間もない社会人の方々、そして現在、社会の中堅としてバリバリ働いていらっしゃるビジネスパーソンの方々など全ての方にとって、挑戦して損のない試験であることは間違いありません。

手軽に受験できます。是非、チャレンジしてみて下さい!

ITパスポート資格の魅力とメリット

まず、受験時のメリットは

受験制限がない

誰でも受験可能です。

いつでも手軽に受験できる

コンピューター試験なので手軽に全国の試験場で受験できます。

難易度が高くない

難易度はレベルD

理数系の資格ですが、テキストと過去問をしっかりやりきれば文系の方でも十分合格は可能です。

取得後のメリットは、

ビジネス関連の汎用性のある基礎知識が身につく

試験内容はコンピューター関連の知識からビジネス関連の知識まで幅広く多岐に渡っています。
一人のビジネスパーソンとして習得しておかなければならない知識を本試験を通して習得しているというですことです。

就職の際に有利

いかなる業種・職種もITとは切り離せない時代。企業側もITに強い人材を求めています。

大学入試や単位認定の際に有利である

現在、多くの大学で入試優遇や単位認定に本資格を活用しています。
実際の活用事例については独立行政法人情報処理推進機構の活用事例を参照願います。

ITパスポート試験の概要

試験は経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施しています。
試験は他の情報処理試験とは異なりコンピューターによる試験となっています。(CBT方式)
以下、試験のアウトラインをまとめておきますが、詳細に関しては、
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のホームページでご確認下さい。

受験資格

年齢・性別・学歴・実務経験などの制限はありません。
誰でも受験可能です。

受験料

5,700円(税込み)

受験申込方法

インターネットITパスポート試験ホームページ受験申込ページ)での申し込みとなります。

受験申込のおおまかな流れは次のようになっています。

1.利用者ID登録

2.試験会場・試験日・受験料支払い方法など選択

試験会場と試験日については試験開催状況一覧確認できます。
受験料支払い方法は次の3通りです。
・クレジットカード
・コンビニ支払い
・バウチャー(ITパスポート受験申込専用の電子的前売りチケット)

3.確認票印刷

クレジットとバウチャーの場合は即時に、
コンビニ支払いの場合は支払が確認後に、
確認票がダウンロード可能となりますので印刷します。
(確認票を印刷できない場合は受験番号、利用者ID、確認コードを控えたメモを持参)
試験日当日に印刷した確認票と有効期限内の顔写真付き本人確認書類(原本)の提示が必要です。

試験時間

120分

試験方法

CBT方式。
受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。
四肢択一です。

試験内容

出題分野と分野毎の出題数は次のようになっています。
ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度
合計100問。
但し、内8問は今後出題する問題の評価に使われますので実質の評価は92問で行われます。

最新の試験内容の詳細は試験内容・出題範囲ページ試験要綱シラバスで確認できます。 

合格基準

採点は素点方式ではありません。より評価が適正になるIRT(Item Response Theory:項目応答理論)という採点方式を持ちいて算出されています。

総合評価点600点以上、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上の場合に合格です。

皆さん、ここでちょっと「あれっ」と思われませんか?
総合評価点の600点以上は良しとして、分野別評価点のそれぞれ300点以上という表現。
通常、分野別評価点を足し上げてしまいますから900点以上になってしまう?

これは総合評価と分野別評価それぞれ別個に満点を1000点としてIRTで評価しているせいです。
分野別評価点を足し上げること自体に意味がないということになります。

合格発表

受験月の翌月中旬に発表され、翌々月中旬に合格証書が発送されます。

ITパスポート試験の合格率・学習時間・難易度

ITパスポート試験の難易度を合格率と合格に必要だと言われている学習時間からみてみましょう。

合格率

年度 受験者数 合格者数 合格率(%)
2014年 71,464 34,215 47.9
2015年 73,185 34,696 47.4
2016年 77,765 37,570 48.3
2017年 84,235 42,432 50.4
2018年 95,187 49,221 51.7

2014年~2018年の5年間でみてみると、
合格率の
最低は2014年の47.9%
最高は2018年の51.7%
平均では49.1%約50%です。

学習時間

資格取得に要する学習時間は初学者の場合、一般的には100~150時間程度と言われています。

難易度

難易度はレベルD判定です。

ITパスポート関連サイトリンク集

経済産業省
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

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