基本情報技術者資格の概要と試験情報

基本情報技術者
アウトライン
●資格分類:国家試験
●受験メリット:受験制限無
●取得メリット:昇進・昇格に有利、スキルアップ
●難易度:レベルD
●合格率:25%前後
●必要学習時間:200時間前後
●試験日:年2回 4月・10月
(注)難易度レベルについて
SS(超々難関)、S(超難関)、A(難関+)、B(難関)、C(普通)、D(簡単)、E(超簡単)の7段階評価。SSは弁護士・公認会計士クラス、Sは司法書士・税理士クラス、その他の資格をレベルA~Eにランク分けしています。



基本情報技術者試験とは?

基本情報技術者試験は情報処理の促進に関する法律に基づき経済産業大臣が実施する情報技術者試験(国家試験)の一試験区分です。

情報技術者試験の体系はIT技術の進歩に合わせて過去何度か変更されています。
下記が現在の体系です。

情報技術者試験区分
(出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)ホームページ)
レベルは4つに分類されており、基本情報技術者試験はレベル2に位置づけされています。
レベル1(紫色):ITパスポート試験
レベル2(黄色):基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験
レベル3(緑色):応用情報技術者試験
レベル4(ピンク色):高度な知識・技能カテゴリーの試験

レベル1のITパスポート試験は主に利用者向けの試験ですので、開発側(システムエンジニア、プログラマーetc.)の試験としては本試験がIT業界への登竜門的存在。
技術者としてのスタートラインに立つための試験として非常に人気のある試験です。

試験の内容は、
数学などの基礎理論、アルゴリズム、プログラミング、ハードウェア構成、データベース、セキュリティ、システム設計等のテクノロジ系
プロジェクトマネジメントやサービスマネジメント等のマネジメント系
システム戦略、経営戦略、企業法務等のストラテジ系
と多岐に渡っています。

試験勉強を通して、コンピューターの知識だけでなくビジネスパーソンとして当然習得しておかなければならないビジネス関連の基礎知識も同時に学ぶことができます

基本情報技術者試験合格者に求められているのは下記のようなスキルです。

1:情報技術を活用した戦略立案に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。

・ 対象とする業種・業務に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。
・ 上位者の指導の下に、情報戦略に関する予測・分析・評価ができる。
・ 上位者の指導の下に、提案活動に参加できる。

2:システムの設計・開発・運用に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。
・ 情報技術全般に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。
・ 上位者の指導の下に、システムの設計・開発・運用ができる。
・ 上位者の指導の下に、ソフトウェアを設計できる。
・ 上位者の方針を理解し、自らソフトウェアを開発できる。

本試験へのチャレンジで基礎知識を習得し、合格をつかみ取った上でさらなる高みを目指していきましょう!

基本情報技術者資格の魅力とメリット

まず、受験時のメリットは

受験制限がない

誰でも受験可能です。

難易度が高くない

難易度はレベルD(Cに近い)

理数系の資格ですが、テキストと過去問をしっかりやりきれば文系の方でも合格は十分可能です。

取得後のメリットは、

汎用性のある基礎知識が身につく

試験問題は400人以上の各分野の第一線で活躍する専門家によって作成されている質の高い問題です。概論でも記述していますが、その内容はコンピューター関連の知識からビジネス関連の知識まで多岐に渡っています。
エンジニアとしてだけではなく一人のビジネスパーソンとしても習得しておかなければならない知識を本試験を通して習得しているということになります。

昇進・昇格等に有利である

多くのIT企業で人事評価等に本資格を活用しています。
実際の活用事例については独立行政法人情報処理推進機構の活用事例を参照願います。

大学入試や単位認定の際に有利である

現在、多くの大学で入試優遇や単位認定に本資格を活用しています。
実際の活用事例については独立行政法人情報処理推進機構の活用事例を参照願います。

基本情報技術者の収入

当然、基本情報技術者という括りではデータがありませんが、システムエンジニアとプログラマーという職業別では厚生労働省が毎年実施している賃金構造統計基本調査がありますので、それぞれの平均年収はある程度推測可能です。
年収という項目はありませんので、月収とボーナス等から算出すると、
2017年後のデータでは、
システムエンジニア:約550万(平均年齢38歳)、
プログラマー:約420万(平均年齢32歳)
でした。
年度毎にサンプルが異なりますからあくまでも目安としての数字です。

基本情報技術者試験の概要

試験は経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施しています。

試験の詳細に関しては、
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のホームページでご確認下さい。

受験資格

年齢・性別・学歴・実務経験等の制限はありません。
誰でも受験可能です。

受験料

5,700円(税込み)

受験申込方法

インターネット(IPAのHPより)もしくは郵送での申し込みとなります。
願書はIPA・全国主要書店で取得できます。

受験申込期間

試験日の3か月前位からの1か月間程度です。
詳細はでHPでご確認ください。

試験日

年2回
春期:4月の第3日曜日
秋期:10月第3日曜日

試験時間

午前:9時30分~12時(150分)
午後:13時~15時30分(150分)

試験地

全国の主要都市

試験方法

筆記試験のみです。
午前:多肢選択式(四肢択一)80問
午後:多肢選択式13問中7問選択(2020年春期より11問中5問に変更予定です。)

試験内容

午前

・テクノロジ系
・マネジメント系
・ストラテジ系

午後

・コンピュータシステムに関すること
・情報セキュリティに関すること
・データ構造およびアルゴリズムに関すること
・ソフトウェア設計に関すること
・ソフトウェア開発に関すること
・マネジメントに関すること
・ストラテジに関すること

詳細に関してはIPAのホームページの試験要綱及びシラバス(試験における知識・技能の細目)でご確認下さい。

合格基準

午前と午後ともに100点満点中60点以上で合格です。

合格発表

試験日の約1か月後に発表され、発表日の午後、IPAのHPで確認できます。
(後に官報にも掲載)

基本情報技術者試験の合格率・学習時間・難易度

基本情報技術者試験の難易度を合格率と合格に必要だと言われている学習時間からみてみましょう。

合格率

年度 受験者数 合格者数 合格率(%)
2009年 144,373 45,955 31.8
2010年 138,649 31,618 22.8
2011年 118,498 30,148 25.4
2012年 111,487 28,424 25.5
2013年 101,842 22,948 22.5
2014年 100,879 23,953 23.7
2015年 101,221 26,109 25.8
2016年 99,999 26,591 26.6
2017年 105,252 23,288 22.1
2018年 111,381 28,553 25.6

春秋合算の2009年~2018年の10年間のデータでみてみると、
合格率はほほ22%から26%の間で推移、平均では約25%となっています。

2009年の数値が高くなっているのは秋期の回で出題ミスによる加点があったためです。

学習時間

資格取得に要する学習時間は初学者の場合、一般的には200時間程度と言われています。

難易度

難易度はレベルD(Cに近い)判定です。

基本情報技術者関連サイトリンク集

経済産業省
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

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