TOEICの満点が1000点ではなく990点、なぜだ?

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TOEICの認知度もかなり高くなってきていますので、990点!why?と思われる方はだいぶ少なくなってきているかと思いますが、まだ、ご存じない方の為にその理由について簡単にまとめておきます。(最初に断っておきますがこれからご説明するのはあくまでも通説です。ご了承ください。)

なぜ満点を1000点ではなく990点にしたのか?

これは至極単純な理由で開発当時のコンピュターの処理能力が影響していたようです。

TOEICの開発は1980年頃、その当時のコンピュターと言えば高価で図体だけは大きいものの性能に関しては現在と比べれば玩具のようなもの。

処理速度も遅く、記憶媒体の容量もごくごくわずかでした。

運営者もその時代、SEをしていましたのでその辺の事情はわかっているのですが、数字等の桁数を極力少なくてすむように設計することが当たり前の時代でした。

西暦も下2桁表現で、上2桁を節約した為に西暦和暦変換等で無駄な処理を強いられていました。

一時話題になった「西暦2000年問題」も西暦を下2桁で表現していたせいで起きてしまった喜劇?です。

満点を1000点ではなく990点とした理由、それは管理する桁数を1桁少なくすることで処理能力の向上と貴重な記憶媒体の資源節約を図った為だったようです。

開発時期がもう数年遅ければ当たり前に1000点だったのかもしれません。

しかし、今となっては1000点ではなく990点で良かったのかもしれませんね。

990点という中途半端な数値がかえってTOEICのブランディングに貢献しているような気がします。

次にTOEICテストの採点方法について簡単に触れておきます。

TOEICのスコアは単なる素点の積み上げではありません。

何度受験しても能力が同等なら結果に大きなぶれが出ることがないようにスコアの同一化(Equating)と呼ばれる統計処理を施して調整した結果となっています。

少々極端な例ですが、もし採点方法が単なる素点の積み上げだった場合、問題が簡単な回の受験結果が700点、難しかった回の受験結果は500点というように、問題の難易度によって点数に大きなぶれが生じてしまいます。(実際は回によって問題の難易度に極力ブレが出ないよう考慮されています。)

それでは受験者の英語能力を正当に評価できませんし、スコアの信頼性にも疑問を残すことになってしまいます。

ということで難易度等を考慮した統計処理が施されているわけです。

その結果として全問正解でなくても990点の評価を受けるケースも出てきます。

あと、なぜ最低点数が0点でなく10点なのかという点ですが、これも統計処理を施す上で、受験すればとにかく最低10点はもらえるように設定されているようです。

満点が990点のところはご愛敬として、TOEICテスト、実にいろいろな点を考慮して設計されているものだと感心してしまいます。

多くの企業や学校がTOEICスコアを信頼して活用しているのもうなづけますね。

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